近鉄の新型名阪特急「ひのとり」11月から最大15往復 2両多い8両編成を増備



近畿日本鉄道(近鉄)は10月13日、80000系特急型電車「ひのとり」を増備したと発表した。11月21日から、「ひのとり」で運転する大阪~名古屋間の名阪特急を増やす。

近鉄の新型特急80000系「ひのとり」。【画像:近鉄】

「ひのとり」は現在、42両(6両編成7本)が営業運用に入っており、大阪難波~近鉄名古屋間を結ぶ名阪特急のうち平日は10往復、土曜・休日は11往復が「ひのとり」で運転されている。

増備された「ひのとり」は、従来の編成より2両多い8両編成の2本。レギュラー車両を2両増やす。この増備に伴い、11月21日からは平日の14往復と土曜・休日の15往復が「ひのとり」で運転されるようになる。

このほか、大阪難波~近鉄奈良間で運転されている特急のうち、21000系・21020系特急型電車「アーバンライナー」で運転されている平日2往復を「ひのとり」に置き換える。これにより平日の同区間の「ひのとり」は4往復に増強される。

一方、大阪難波・近鉄名古屋の各駅を毎時30分に発車する名阪特急は、大半が「アーバンライナー」で運転されるようになる。

近鉄21000系「アーバンライナーplus」。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

来年2021年春からは、大阪難波・近鉄名古屋の両駅毎時00分に発車する名阪特急のほか、停車駅の少ない名阪特急(平日15往復、土曜・休日19往復)がすべて「ひのとり」で運転される予定だ。