神戸電鉄三木駅の新駅舎は「現代風」デザインに 一般投票で決定、来年末にも完成へ



兵庫県の三木市は9月30日、神戸電鉄粟生線の三木駅に整備する新しい駅舎について、現代風のデザインを採用すると発表した。来年2021年末にも完成の見込み。

三木駅の新駅舎デザインとして選ばれたB案のイメージ。【画像:三木市】

三木市は新駅舎のデザイン3案を公表し、3案のなかから一つを選ぶ一般投票を今年2020年8月15日から9月15日まで実施した。有効投票数は5520票。現代風デザインのB案が最多の2214票を獲得し、城下町風のC案が1865票、旧駅舎・レトロ風のA案が1441票だった。

三木市によると、一般投票の周知・PRのため、三木市内の粟生線沿線の小・中学校や高校にも投票依頼を行った結果、これらの学校の児童・生徒がおもにB案を選択したことが大きな要因だったという。

三木駅は2018年、駅の近くで発生した住宅火災の延焼で、1番線(下り)ホーム側の駅舎が全焼。これを受けて新駅舎の整備が計画された。三木市は来年2021年5月に着工し、同年末には完成させる方針だ。