京急電鉄がAIで放置物を自動検知 羽田空港駅で実証実験



京浜急行電鉄(京急電鉄)は8月5日、駅構内に放置された荷物を人工知能(AI)で自動的に検知するシステムを導入すると発表した。8月8日から実証実験を始める。

AI放置物検知システムの実証実験が行われる羽田空港第1・第2ターミナル駅(写真はホームドア設置前)。【撮影:草町義和】

AIシステムは阪急阪神東宝グループのアイテック阪急阪神が開発したもの。駅のホームに設置された防犯カメラの映像を、AIが放置物かどうかを判断する。放置物とした判断した場合は駅事務室で警報が鳴る仕組みだ。駅員や警備員は必要に応じて放置物がある場所に出向いて処理し、危険物と判明すれば警察に通報する。

実証実験は8月8日から、羽田空港第1・第2ターミナル駅で実施。京急電鉄は「『ソフトターゲット』を狙うテロ防止対策を引き続き実施し,安全安心に利用できる鉄道を目指して,今後もさまざまな対策をおこなってまいります」としている。

AIを使った放置物検知システムのイメージ。【画像:京急電鉄】