JR旅客6社は2月8日、「青春18きっぷ」の今年2021年の春季から冬季の発売計画の概要を発表した。
切符の効力や制限、特例などは、2020年冬季からの大きな変更はない。発売額は1万2050円。全国のJRのおもな駅や旅行会社などで発売される。発売期間と利用期間は次の通り。
●春季
・発売期間：2021年2月20日～2021年3月31日
・利用期間：2021年3月1日～2021年4月10日
●夏季
・発売期間：2021年7月1日～2021年8月31日
・利用期間：2021年7月20日～2021年9月10日
●冬季
・発売期間：2021年12月1日～2021年12月31日
・利用期間：2021年12月10日～2022年1月10日
JR線の快速・普通列車の普通車自由席とJR東日本のバス高速輸送システム（BRT）、JR西日本宮島フェリーを5回（日）分、自由に乗り降りできるフリー切符。1枚の「青春18きっぷ」を一人が5回使ったり、5人グループで1回使ったりすることができる。
特急列車やグリーン車指定席は、特急券やグリーン券を追加購入しても利用できない。快速・普通列車の普通車指定席やグリーン車自由席は、指定席券やグリーン券を購入すれば利用できる。
このほか、青い森鉄道線の青森～八戸間やあいの風とやま鉄道線の高岡～富山間、IRいしかわ鉄道線の金沢～津幡間を通過利用できたり、奥羽本線・新青森～青森間や石勝線・新得～新夕張間の各区間内の相互発着に限り特急・急行列車の普通車自由席が利用できたりするなどの特例が付く。
「青春18きっぷ」と組み合わせて利用することで、本州と北海道のあいだを新幹線などで移動できる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」（2490円）も、従来通り発売される。利用期間は「青春18きっぷ」と同じだが、発売期間は各シーズンの利用期間の最終日までになる。