大井川鐵道(静岡県)は5月11日、大井川本線の普通列車の大半を運休し、代行バスを運行すると発表した。すでに運休している大井川本線のSL列車「かわね路」や井川線(南アルプスあぷとライン)も運休期間を延長する。同社は新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえたとしている。
大井川本線の普通列車は5月13日から31日まで、朝の新金谷発→金谷行き上り1本と金谷~千頭間の上下計2本のみ運行。それ以外の普通列車はすべて運休する。代行バスは金谷→新金谷間の下り1本と金谷~家山間の上下計2本、金谷~千頭間の上下計6本が運行される。
これまでの計画では5月29日まで運休とされていたSL列車「かわね路」と井川線の列車は、運休期間が5月31日まで延長された。
路線バスは5月13~31日の期間、寸又峡線の季節運行便(千頭駅前→寸又峡温泉4本、寸又峡温泉→千頭駅前3本)の運転を中止。川根本町による町営バスは通常通り運転される計画だ。閑蔵線も5月13~31日の期間は全区間でバスの運行を取りやめ、デマンドタクシーによる代行輸送を行う。富士山静岡空港アクセスバスも当面のあいだ減便する。