26年ぶり八高線のSL列車は運休に 試運転も中止へ



JR東日本の高崎支社は4月23日、八高線(埼玉県・群馬県)の団体列車「DL&SL八高号」を運休すると発表した。

JR東日本がおもに高崎エリアで運用している蒸気機関車のD51形498号機。【画像:KUZUHA/写真AC】

「DL&SL八高号」はJRの大型観光キャンペーン「群馬デスティネーションキャンペーン」(4~6月)にあわせて企画された、旅行商品専用の団体臨時列車。ディーゼル機関車(DL)と蒸気機関車(SL)が客車を挟み込むようにして編成を組み、5月24日に八高線を含む高崎~寄居間を往復する計画だった。

八高線でSL列車が運転されるのは26年ぶりになるはずだったが、高崎支社は新型コロナウイルスの感染状況を受けて運休することにしたという。「DL&SL八高号」の乗車を含むツアーの旅行代を支払っている客に対しては個別に連絡して全額払い戻す。

4月14日と5月20・21日に「DL&SL八高号」の試運転が行われる計画だったが、4月14日の試運転は中止されており、5月20・21日の試運転も中止になるとみられる。