中国の鉄道「紙の切符が消滅」移行期間の終了で完全デジタル化



中国の鉄道で紙の切符が完全に廃止され、10月1日から全面的にデジタル化される。中国の『人民網』などが伝えた。

中国の鉄道から消える「紙の切符」。【撮影:草町義和】

中国の鉄道切符は2018年、試験的にデジタル化。2020年に全面導入し、有効な身分証明書があればペーパーレスのデジタル切符を購入して列車に乗れるようになった。従来の紙の切符は精算証明書としての位置付けになったが、2024年11月にはこれもデジタル化。移行期間が今年2025年9月30日限りで終了し、紙の切符が消滅する。

中国の鉄道では1997年、日本のJRの「マルス」に相当するコンピューター発券システムを導入。2007年には磁気式の紙の切符や自動改札機を導入し、ネット予約も2011年から始まった。

かつての中国の鉄道駅の切符売場(2009年、ハルビン駅)。窓口の前に長い列ができて切符を買うのに数十分かかることも珍しくなかった。【撮影:草町義和】

かつての中国の鉄道駅では切符売場に長い列ができ、切符を買うのに数十分かかることも珍しくなく、これが中国の鉄道の利用状況を象徴していた。しかしネット予約の急速な普及に伴い、切符売場に長い列ができることはほとんどなくなった。

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