深セン地下鉄12号線「第2期区間」まもなく開業 無柱化と沿線文化採り入れたデザイン



中国・深セン(「セン」は土+川)の地下鉄12号線は第2期区間が試運転の段階に入り、今年2024年末には開業する見込みになった。11月21日、完成した施設の写真を深セン市地鉄集団(深セン地鉄)が公表した。

深セン地下鉄のネットワーク(赤=計画線、12号線の第2期区間は左上)。【画像:深セン地鉄】

12号線は深セン沿岸部の南北を結ぶ路線。現在営業中の第1期区間は左砲台東~海上田園東の約41kmで、第2期区間は北側の海上田園東~松崗の約8kmになる。第2期区間は中間に5駅を新設。終点の松崗駅では6号線と11号線に連絡する。

無柱化により開放的な空間を創出した12号線第2期区間の沙蠔駅。【画像:深セン地鉄】
12号線第2期区間の沙井古墟駅。周辺の古建築をデザインに採り入れたという。【画像:深セン地鉄】

新設される各駅の構内は柱を設けない無柱化を図り、開放的な公共空間を構築。駅のデザインは沿線の文化を採り入れたという。

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