大阪メトロ中央線「400系」車両基地で初の有料撮影会「レアな行先表示・放送」も



大阪メトロは6月27日、中央線に導入した400系電車の有料撮影会を車両基地の森之宮検車場で開催すると発表した。同社が車両の有料撮影会を開催するのは、これが初めてという。

大阪メトロ中央線の400系。【画像:大阪メトロ】

開催日は7月30日と8月27日で、両日とも午前の部(9時30分~11時30分)と午後の部(13時30分~15時30分)の2回に分けて実施する。

車両外観の撮影は40分程度を確保。通常の運行では表示しない「レア」な行先の表示も予定している。車内撮影は30分ほどの時間を確保し、車内案内表示器では通常運行時は見られない行先を表示する予定。車内自動放送でも通常運行時に聞くことができない行先を流す予定だ。乗務員室内での撮影は「安全確保の観点」から行わない。参加者には400系のグッズ・パンフレットなどをプレゼントする予定。

参加費用は大人(中学生以上)1万円、子供(小学生)5000円。小学生未満は参加できない。申込みは7月3日10時から7月11日9時59分まで、大阪メトロの特設ウェブサイトで受け付ける。定員は各回20人で申込み多数の場合は抽選。

400系は6月25日から運行が始まった中央線の新型車両。老朽化した20系電車の更新や大阪・関西万博の開催(2025年)に伴う輸送力増強などを目的に製造された。最終的に138両(6両編成23本)が導入される予定。

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