西武新宿線・新井薬師前駅の仮駅舎は3月27日使用開始 中井~野方間の地下化工事



西武鉄道は3月1日、東京都中野区内の新宿線・中井~野方間で実施している地下化プロジェクト(連続立体交差事業)の進ちょく状況を公表した。

西武新宿線・中井~野方間の縦断面図。【画像:東京都・中野区・西武鉄道】

新井薬師前駅では北口仮設駅舎の工事が進んでおり、3月27日から使用を開始する予定。沼袋駅では、線路下を掘削するため現在の線路を支えるための工事桁を受ける杭(軌道仮受杭)の工事が行われている。

野方駅のトンネル区間から地上につながる部分では、工事桁を架設した場所に上り線を移設するための準備工事が行われており、3月8日からの使用開始を予定している。

西武新宿線・中井~野方間の連続立体交差事業は、3.2kmの同区間の線路のうち約2.4kmを地下化し、7カ所の踏切を解消するもの。2011年8月に都市計画が決まり、2013年4月の事業認可を経て工事に着手した。新井薬師前駅は島式ホーム1面2線、沼袋駅は島式ホーム2面4線の地下ホームになる。