横浜市営地下鉄ブルーラインの3000V形2次車、2022年度に6本導入へ



横浜市営地下鉄ブルーラインの老朽化した車両の更新が本格化する。2023年度までに新造車両の編成を7本導入し、3000形電車のうち3000A形を置き換える。

2017年に導入されたブルーラインの3000V形。【画像:ジュンP/写真AC】

現在のブルーラインの車両はすべて3000形だが、導入時期により1992年の3000A形や1999年の3000N形、2004年の3000R形、2005年の3000S形などに分けられる。このうち3000A形の48両(6両編成8本)は導入から28年ほど経過しており、車体やおもな電気品が劣化しているという。

このため3000A形を更新するための車両の新造計画が立てられ、まず2017年に3000V形6両(6両編成1本)が導入された。2018年10月には、川崎重工業が3000V形の2次車として42両(6両編成7本)を受注したと発表している。

横浜市交通局の計画によると、2020年度の半ばごろには設計を終えて車両の製造が始まる見込み。2022年度に36両(6両編成6本)、2023年度には6両(6両編成1本)を導入する計画で、これにより3000A形を順次置き換えるとみられる。

このほか、2020年度は3000R形12両(6両編成2本)と、グリーンライン10000形電車1次車の36両(4両編成9本)について、おもな電子部品を更新する計画だ。