箱根登山ケーブルカーは「赤」と「青」 新型のデザイン発表、3月20日デビュー



箱根登山鉄道は1月30日、強羅~早雲山間(神奈川県箱根町)1.2kmを結ぶ鋼索線(箱根登山ケーブルカー)に導入する新型ケーブルカーを、3月20日の始発から運転すると発表した。同線の施設更新は25年ぶり。

箱根登山ケーブルカーの新型のデザイン。【画像:箱根登山鉄道】

新型ケーブルカーは、車両の台車部分に既存のケーブルカーのものを使用する。1号車の車体塗装は、箱根登山鉄道の鉄道線を走る3000形電車「アレグラ号」と同じ赤系統の「バーミリオンはこね色」を採用。2号車は「箱根山から見る青空」をイメージした青色にするという。

アクセントの文字表記は、ゴールドの筆記体切文字を中心に配置。両端にはケーブルカーの複線部をイメージしたリボン状のモチーフなどを配置した。リボンのデザインには「強羅と早雲山をつなぐ・結ぶ」や「リボン RIBBON → リボーン REBORN(再生・復活)への祈り」などの意味を込めたという。

箱根登山ケーブルカーは施設の更新工事のため、昨年2019年12月から運休中。これに伴い1995年に導入された車両もリニューアルすることになり、3月20日の運転再開と同時に新型ケーブルカーがデビューする予定だ。