富山地鉄の市内電車「南北接続」1周年の日に2停留場新設 当日は運賃無料



富山地鉄は路面電車(市内電車)の「南北接続」1周年となる3月21日、「オークスカナルパークホテル富山前停留場」と「龍谷富山高校前(永楽町)停留場」を新設する。当日は市内電車の無料運転も行う。

富山地鉄の市内電車に新設される停留場の位置。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット編集部】

いずれも富山港線の併用軌道区間に新設。オークスカナルパークホテル富山前停留場は富山駅~インテック本社前間に岩瀬浜方面のホームのみ設置され、富山駅方面に向かう電車は通過する。龍谷富山高校前(永楽町)停留場はインテック本社前~奥田中学校前間に新設。複線軌道と単線軌道の境界付近に設けられる。

停留場の新設にあわせて市内電車のダイヤ改正を実施。当日は市内電車の南北接続1周年を記念し、市内電車全線(富山港線含む)の運賃を終日無料にする。

富山市内の市内電車は、富山駅を境に南側の路面電車(富山軌道線)を富山地鉄が運営。北側の富山港線は富山ライトレールが運営していた。昨年2020年2月に富山地鉄が富山ライトレールを吸収合併し、翌3月21日に富山軌道線と富山港線が富山駅の高架下で接続して直通運転が始まった。直通運転の開始日は無料運転が行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止になっていた。