紀州鉄道に「鉄道むすめ」デビュー 名前は「日高かすみ」



紀州鉄道は1月9日、トミーテックが展開する鉄道キャラクター「鉄道むすめ」の企画に参加すると発表した。紀州鉄道の「鉄道むすめ」キャラクターとして「日高かすみ」がデビューする。

「日高かすみ」のデザインと設定。【画像:紀州鉄道】

紀州鉄道によると、「日高かすみ」は地元高校を卒業して紀州鉄道に就職し、駅員やコンシェルジュとして勤務しているという設定。デビュー記念イベントの詳細は今後発表するとしている。

紀州鉄道は和歌山県御坊市内の御坊~西御坊間2.7kmの鉄道路線を運営。2002年に芝山鉄道(千葉県)が開業するまでは、普通鉄道(モノレールやケーブルカーなど特殊な鉄道を除いた鉄道)の営業距離が最も短い鉄道事業者とされていた。利用者が非常に少なく鉄道事業は赤字だが、会社の主力事業である不動産業やホテル業の収入で鉄道の赤字を穴埋めする格好となっている。

国土交通省が公表しいてる統計資料(2016年度)によると、紀州鉄道の鉄道事業の営業損益は3427万8000円の赤字。これに対して全事業の経常損益は1億5471万6000円の黒字となっている。