箱根登山鉄道「109号」3月で引退 戦前戦後の塗装復刻車、2月から方向板掲出



箱根登山鉄道は1月27日、モハ2形電車の109号が3月21日をもって引退すると発表した。2月から引退記念の「ラストラン方向板」を掲出して運転する。

箱根登山鉄道の109号。【画像:箱根登山鉄道】

方向板の掲出期間は2月13日から3月21日までの予定。車内でも2月20日から3月21日まで、写真展示を行う。イベントの開催については「新型コロナウィルス感染拡大の状況により現在未定」としつつ、実施する場合は後日改めて発表するという。

「ラストラン方向板」のデザイン。【画像:箱根登山鉄道】

109号は1927年に登場した木造車チキ2形電車の走行装置に新造した車体を組み合わせて製造された電車。2019年には箱根湯本~強羅間の開業100周年を記念し、戦前の1935年から戦後の1949年頃の塗装に塗り替えられた。

2019年に塗装が塗り替えられる前の109号。【画像:箱根登山鉄道】