JRバス「高雄・京北線」一部区間が半額以上の値下げ 京都市営バスとの「統一」も



西日本JRバスは1月22日、京都市中心部と高雄・京北方面を結ぶ路線バス「高雄・京北線」について、運賃改定などを3月20日に実施すると発表した。京都市営バスの停留所との名称統一や、フリー切符の共通利用化なども行う。

西日本JRバスの高雄・京北線。【画像:西日本JRバス】

西日本JRバスは、京都駅から高雄地域の山城高雄停留所、栂ノ尾停留所を経由して京北地域の周山停留所までを結ぶ、JRバス高雄京北線を運行。このうち京都駅前~福王子間は京都市内の均一運賃区間(230円)だ。3月20日以降は京都市交通局が運転している京都市営バス8号系統が栂ノ尾まで延伸されるのにあわせ、JRバスも京都市内均一運賃区間を京都駅前~栂ノ尾間に拡大。栂ノ尾以北から京都市内中心部への運賃も改定する。

これにより、京都駅前~栂ノ尾間は現行530円のところ、3月20日以降は半額以下の230円に。京都駅前から栂ノ尾以北の各停留所の区間も現在より100~200円程度安くなる。

また、京都市交通局が発行するICOCA(イコカ)定期券は京都駅前~栂ノ尾間で利用できるように。京都市営地下鉄・京都市営バスのフリー切符「バス一日券」「地下鉄・バス一日券」が、新たにJRバスでも利用できるようになる。

これにあわせ、JRバスの三宝寺~高鼻町間に鳴滝松本町停留所を新設。平岡八幡・高雄学校前・山城高雄の3停留所は、それぞれ平岡八幡前・高雄小学校前・高雄に改称される。また、京都市営バスの清水町停留所は梅ヶ畑清水町に改称され、これらによりJRバスと京都市営バスの停留所の名称統一が図られる。

このほか、京都駅前6時45分発の周山行きを中川トンネル経由に変更し、所要時間の短縮を図る。