「なにわ筋線」西本町駅の土木工事、銭高・熊谷・浅沼JV落札 JR・南海ルートの分岐点



2031年春の開業を予定している北梅田(大阪)~JR難波・南海新今宮間の新線「なにわ筋線」の建設主体である第三セクターの関西高速鉄道は12月4日、西本町駅(仮称)の土木工事の総合評価一般競争入札を開札した。

西本町駅の横断面図。島式ホーム1面2線の地下駅になる。【画像:関西高速鉄道】

入札結果情報によると、銭高組・熊谷組・浅沼組の特定建設工事共同企業体(JV)が169億4880万円で落札した。技術評価点は127、評価値は0.74932だった。

なにわ筋線の西本町駅は、なにわ筋と中央大通が交差する阿波座1丁目交差点の南側に設けられる駅。深さ約23.8m(ホーム床面までは約21m)の地下駅(箱型トンネル)で、島式ホーム1面2線が設けられる。この駅の南寄りで、JR難波駅に接続するルートと南海電気鉄道(南海電鉄)の新今宮駅に接続するルートの二手に分かれる。

2031年春、なにわ筋線の北梅田(大阪)~JR難波・南海新今宮間の路線開業と同時に開業する予定。JR西日本と南海電鉄が関西高速鉄道から線路を借り入れて、新大阪・北梅田方面から難波エリアを経由して関西空港にアクセスする列車を運行する。