京成電鉄の新型車両3100形が8両編成4本に 7月11日から増備車両がデビュー



京成電鉄は7月10日、3100形電車を16両(8両編成2本)増やすと発表した。7月11日から7月18日にかけて増備車両がデビューする。

7月11日から営業運転を始める3100形の第3154編成。【画像:京成電鉄】

3100形は2019年10月にデビュー。現在までに第3151編成と第3152編成の8両編成2本が導入されており、まず7月11日に第3154編成が営業運転を開始する予定。続いて7月18日に第3153編成がデビューする予定だ。両編成とも8両編成で、既存の車両を含め32両(8両編成4本)になる。

3100形は、3000形電車に続く京成グループの標準車両として開発された新型車両。車体は成田スカイアクセス線の案内カラーであるオレンジを取り入れているほか、飛行機や沿線各所のイメージイラストを車体に描いている。

車内にはスーツケ ース置場としても利用できるよう座席の一部を折り畳み式に。フリースペースやプラズマクラスターイオン発生装置、液晶ディスプレイの車内案内表示器、防犯カメラなどを設置している。

新京成電鉄も3100形と共通設計の80000形電車を8両編成1本導入し、2019年12月にデビュー。座席折り畳みタイプの荷物置き場がないなどの違いはあるが、基本的な構造は3100形と同じだ。来年度2021年度にも8両編成1本が導入される見込み。

3100形の車内に設けられた、座席を折りたたむタイプの荷物置き場。【画像:京成電鉄】
先にデビューした3100形の第3152編成。【撮影:草町義和】