東武鉄道「SL大樹」蒸気機関車だけで運転 12月から来年3月まで



東武鉄道の鬼怒川線(栃木県)で運転される「SL大樹」が12月から2020年3月まで、蒸気機関車1両のけん引になる。

「SL大樹」で使われている蒸気機関車のC11形(前)とディーゼル機関車のDE10形(後)。【画像:photo-abc/写真AC】

「SL大樹」は東武鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉間で運転されているSL列車。通常は客車3両と貨車(車掌車)1両の編成で、蒸気機関車のC11形がけん引。編成の後ろには補助機関車としてディーゼル機関車のDE10形が連結される。ただし、C11形にトラブルが発生するなどして使用できない場合、DE10形がけん引する「DL大樹」として運転されることもある。

東武鉄道によると、DE10形が法定検査により使えなくなるため、2019年12月21日から2020年3月8日までの期間中、C11形1両と車掌車1両、客車3両の運転になる。このため、C11形にトラブルが発生した場合は列車を運休し、「DL大樹」としても運転されない。