西鉄貝塚線でラッピング電車「さんくすしんぐう」 特産のミカンやイチゴでデザイン



西日本鉄道(西鉄)は2月12日から、一般社団法人新宮町おもてなし協会と共同でラッピング電車「さんくすしんぐう」を貝塚線(福岡県)で運行する。

「さんくすしんぐう」のイメージ。【画像:西鉄】

600形電車の2両編成1本を装飾。外装には終点の西鉄新宮駅がある新宮町の特産品である立花ミカンやイチゴ、観光名所の立花山をモチーフにしたキャラクターをデザインした。車内の座席もネコを描き、「新宮町の魅力を詰め込んだ色鮮やかなデザインの車両」(西鉄)にしたという。

「さんくす」は国の特別天然記念物で新宮町の町木に指定されているクスと、太陽の英語(sun=サン)を組み合わせている。

初日2月12日の一番列車は貝塚駅を10時47分に発車する予定。貝塚電車営業所長による出発合図で運行を開始する。一番列車には新宮保育園の園児が招待される。また、乗客には新宮町と西鉄電車のオリジナルグッズが配布される。

その後の運行時刻は、前日に西鉄お客さまセンターに電話で確認することができる。

西鉄貝塚線は、福岡市地下鉄箱崎線と連絡している貝塚駅(福岡市東区)から西鉄新宮駅までの11.0kmを結ぶ鉄道路線。かつての線名は宮地岳線で津屋崎駅(現在の福津市)まで延びていたが、2007年に西鉄新宮~津屋崎間が廃止され、いまの線名に改称された。

同線では2018年からラッピング電車「にゃん電」を運行。「さんくすしんぐう」はラッピング電車の第2弾になる。

座席にはネコが描かれる。【画像:西鉄】