秋田内陸縦貫鉄道に新しい観光車両「秋田縄文号」2月にデビュー AN2000形を改造



秋田内陸縦貫鉄道は1月27日、AN2000形気動車1両(AN-2001)を新しい観光車両「秋田縄文号」として改修し、このほどデビューが決まったと発表した。

2月にデビューする「秋田縄文号」。【画像:秋田内陸縦貫鉄道】

まず2月11日14時から、阿仁合駅で関係者のみのお披露目会を実施。阿仁合~比立内間を1往復する。一般客も乗れる営業運転の開始日は2月13日からで、初日は「秋田縄文号」と昨年2020年にデビューした観光車両「笑EMI」の2両を連結して運転される。当日の時刻表は次の通り。

阿仁合9時15分発→角館10時23分着
角館11時05分発→鷹巣13時07分着
鷹巣14時38分発→角館16時35分着

3月以降も毎月第2土曜日は「秋田縄文号」「笑EMI」の連結運転が行われる予定だ。

「秋田縄文号」は沿線に点在する縄文遺跡群をイメージしたコンセプトで装飾。車体外観のデザインは土と重厚感をイメージした濃い茶色をベースとし、下部に縄文風のラインをあしらった。

車内は沿線で出土した縄文土器や土偶・岩偶をイラストで装飾。イラストは仙北市在住で絵手紙などの作品を制作している鈴木一枝さんが制作した。このほか、今回の改修にあわせてテーブルなどもリニューアルした。