年末年始の終夜運転は中止 東武や東急が発表、他社も追随か



東武鉄道や東急電鉄は11月16日までに、今年2020年~来年2021年の年末年始の運行計画の概要を発表した。両社とも終夜運転は実施しない。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえたものとみられ、今後、ほかの鉄道事業者にも追随するとみられる。

東急東横線を走る列車。【撮影:草町義和】

東武鉄道は12月30日~1月3日の期間、土曜・休日ダイヤで運転することを11月12日に発表。大みそかの深夜時間帯は例年、年越し参拝輸送などのため終夜運転や終列車の繰下げ、初列車の繰上げ運転を行っているが、本年度は伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と東上線での臨時ダイヤ運転は行わないとした。

東武大師線は1月1~3日の期間、沿線にある西新井大師の初詣客向けに増発。10時02分~16時53分のあいだは通常10分の運転間隔が約8~10分間隔になる。大師線ホームの混雑状況によっては密な状況を防止するため、一時入場規制を実施する場合があるという。

東急電鉄も11月16日、12月30日~1月3日の期間中は全線を土曜・休日ダイヤで運転すると発表。大みそか深夜から元日早朝にかけての終夜運転と運転時間の延長は全線で実施しないとしている。東急東横線との相互直通運転を行っている横浜高速鉄道のみなとみらい線も、12月30日~1月3日は土曜・休日ダイヤになり、終夜運転は行わない。