秩父鉄道で夜行急行「三峰51号」ツアー 電気機関車運転体験のオプションも



秩父鉄道は8月29日夜から30日朝にかけ、かつて国鉄・JR線で走っていた夜行急行を再現した「三峰51号」を運転する。旅行会社の日本旅行との共同企画で、4回目の開催。

夜行急行「三峰51号」のイメージ。【画像:加藤篤史】

運転区間と時刻は、熊谷22時10分頃発→羽生23時15分頃着・23時40分頃発→三峰口2時40分頃着・3時40分頃着→熊谷5時30分頃着→石原6時00分頃着。最後の熊谷→石原間は普通列車運行するが、途中駅ではドア扱いせず乗り降りできない。

秩父本線をほぼ1往復し、通常は4時間程度かかる行程を長時間停車などで時間を稼ぎ、全体の移動時間を8時間弱にする。2種類のヘッドマークを掲出し、深夜帯は車内の照明を減光する。

電気機関車2両が12系客車4両をけん引。熊谷~羽生間では12系客車の編成前後に電気機関車をそれぞれ1両ずつ連結し、先頭の電気機関車のみパンタグラフを上げる。一方、熊谷~三峰口間では編成の先頭に電気機関車2両を連結。2両ともパンタグラフを上げる。

三峰口駅では参加者限定の撮影会を実施。編成をまとめて撮影できるよう、通常は客車が入線しない1番線に入線する。また、参加者には「三峰号」記念硬券がプレゼントされる。

このほか、8月29日は8時30分と12時30分の2回、オプショナルツアーとして電気機関車の運転体験も実施される。

旅行代金(大人)は2席占有プランが1万8000円。1ボックス占有プランが3万4000円になる。オプショナルツアーの電気機関車運転体験は7500円。申し込みは7月6日の15時から、日本旅行大阪法人営業支店のウェブサイトで受け付ける。秩父鉄道では受け付けない。