鉄道・運輸機構の写真コンテスト「鉄道のある風景」21回目、7月から募集



鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は「鉄道のある風景写真コンテスト」を開催する。本年度2020年度で21回目。

2019年度(第20回)のグランプリ作品。朝もやのなかを走るJR越美北線の気動車を捉えている。【撮影:佐々木英樹】

「日本の四季折々の『鉄道のある風景』」をテーマにした写真で、未発表のものを募集する。応募方法の詳細は鉄道・運輸機構のウェブサイトで案内している。受付期間は7月1日から8月31日まで。

グランプリ(国土交通大臣賞)1点と四季賞(春・夏・秋・冬)の計4点、シティ・トレイン・ビュー賞1点、ジュニア賞(18歳以下)1点、入選数点を選定し、審査結果は10月上旬に鉄道・運輸機構のウェブサイトで発表する。

グランプリ受賞者は例年、鉄道の日(10月14日)を中心に開催されるメインイベントの一つ「鉄道フェスティバル」のオープニングセレモニーで表彰されるが、本年度の開催は決定次第、鉄道・運輸機構のウェブサイトで案内するという。また、一部の作品は鉄道・運輸機構の広報印刷物などでも使われる予定だ。

昨年度2020年度は1114点の応募があった。グランプリは朝もやのなかを走るJR越美北線の気動車を捉えたもの。四季賞は智頭急行の智頭線や東武鉄道の鬼怒川線、JR北海道の釧網本線と石勝線夕張支線を撮影した写真が選ばれた。

鉄道・運輸機構は本年度の開催について、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、写真撮影にあたっては、政府、地方自治体等が示している感染防止対策にご留意いただきますようお願いいたします」と呼びかけている。さらに対象作品は「おおむね3年以内に撮影されたもの」としており、過去に撮影した写真での応募も呼びかけている。