鹿島臨海鉄道「貨物駅とサッカー場を結ぶ特別列車」無料で運行 渋滞緩和の一策



カシマサッカースタジアム(メルカリスタジアム)でプロサッカーJ1の鹿島アントラーズ対水戸ホーリーホック戦が開催される5月6日、鹿島臨海鉄道が「特別列車」を運行する。試合前後の交通渋滞の緩和を目指す。

鹿島臨海鉄道の旅客列車。【撮影:草町義和】

特別列車の運行区間は鹿島臨港線・神栖~鹿島サッカースタジアム。水戸戦チケット保持者が神栖駅前の駐車場に車を停め、特別列車に乗り換えて鹿島サッカースタジアム駅近くのメルカリスタジアムに向かう。試合終了後も特別列車に乗って神栖駅に戻り、駐車場に止めた車で帰宅する。

運行時刻は往路が神栖13時50分→鹿島サッカースタジアム14時14分、復路が鹿島サッカースタジアム18時50分→神栖19時15分の予定。

利用できるのは水戸戦チケット保持者。神栖駅の駐車料金と特別列車の乗車料金は無料だ。事前申込制で200人を抽選で募集。申し込みは4月20日23時59分まで鹿島アントラーズのウェブサイトで受け付ける。

鹿島臨港線や神栖駅、鹿島サッカースタジアム駅、メルカリスタジアムなどの位置。【画像:鹿島アントラーズ】

鹿島臨海鉄道は、大洗鹿島線・鹿島サッカースタジアム~水戸53.0kmと鹿島臨港線・鹿島サッカースタジアム~奥野谷浜19.2kmを運営している第三セクター。旅客列車は通常、JR鹿島線・大洗鹿島線の鹿島神宮~水戸で運行されており、鹿島サッカースタジアム駅は試合開催日を除いて通過する。

一方、鹿島臨港線は原則として貨物列車のみ運行。中間にある神栖駅も貨物列車の専用駅で、今回のように旅客列車が乗り入れることはイベント運行などを除いてほとんどない。鹿島アントラーズは「通常は立ち入ることのできない貨物専用駅からのご乗車や、タラップを使った列車の乗降など、本企画ならではの特別な非日常感をお楽しみいただけます」とアピールしている。

鹿島臨港線を走る貨物列車。【撮影:草町義和】

鹿島アントラーズによると、メルカリスタジアムは車での来場が主流のため、試合前後の深刻な交通渋滞や二酸化炭素(CO2)の排出による環境負荷の大きさが懸念されていたという。このためアントラーズと茨城県、鹿島臨海鉄道が連携。観戦者の自動車を神栖駅の駐車場に分散させるため、神栖駅とスタジアムを連絡する特別列車を走らせることが計画された。

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