芳賀・宇都宮LRT「試運転」一部区間で始まる 今後の予定は



栃木県の宇都宮市・芳賀町で開業準備が進む路面電車タイプの軽量軌道交通(LRT)「芳賀・宇都宮LRT」で11月17日、宇都宮市内の一部区間で試運転が始まった。共同通信や下野新聞などが報じた。

芳賀・宇都宮LRTのHU300形。【撮影:鉄道プレスネット】

この日はHU300形電車「ライトライン」を使用し、架線柱や停留場に車両が接触しないことを確認する「入線試験」が行われた。まず昼間に車両基地と平石停留場のあいだを走り、夜に入って平石停留場から宇都宮駅東口停留場まで低速で走行。宇都宮駅東口~平石は道路上に軌道を敷いた併用軌道で、試運転は軌道と車道のあいだに柵を設置して行った。

宇都宮市のこれまでの発表によると、今後は11月18日も夜間に入線試験を実施する予定。11月21日からは平日昼間の9~16時に走行・性能試験を行い、車両の加減速やブレーキ性能、勾配区間での停車・発車などの動作確認を行う。11月26・27日には宇都宮駅東口停留場で「ライトライン」の見学会が行われる予定だ。

芳賀・宇都宮LRTは宇都宮東口~芳賀・高根沢工業団の14.6kmを結ぶLRTで来年2023年8月の開業を予定。一部の区間で工事が遅れた影響で、当面の試運転区間は宇都宮駅東口~平石になる。全線の試運転は4月から始まる予定。

栃木県内で路面電車が走るのは1968年に廃止された東武日光軌道線以来54年ぶりとみられ、「電車が走る道路」に慣れていない地元住民が多い。宇都宮市は自動車や歩行者向けに交通ルールのポイントをまとめた動画を公開するなどして注意喚起を行っている。

※追記(2022年11月18日5時00分):記事内容を全面的に更新しました。

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